特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

L25002

科目名

司法・犯罪心理学

科目開設大学名

大阪経済大学

英文科目名

Forensic and Criminal Psychology

配当学年

全年次

単位数

2

募集定員

若干名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教務部
TEL:06-6328-2431

担当教員

神垣 一規

履修条件等

時間割

火曜日 13:00〜14:30 

開講期間

春学期 

教室

受講手続時に案内

キャンパス

大隅キャンパス

講 義 内 容

キーワード

犯罪・非行の原因、犯罪・非行からの立ち直り・更生、犯罪被害者、家庭内紛争

講 義 概 要

【授業概要】
 この科目では、加害者、被害者、第三者といった様々な側面から、「犯罪」という現象に目を向け、犯罪への理解を深める。
 特に、犯罪発生のメカニズムや防犯及び矯正において、心理学の知見がどのように活用されているのか理解することを目的とする。
 また、犯罪・非行に関する事例を検討することを通して、社会的問題を多角的に捉える力の形成をめざす。

到 達 目 標

次の点について、できるようなる。
① 犯罪・非行の発生メカニズムを犯罪心理学の視点から説明できるようになる
② 犯罪・非行を繰り返させないための指導や効果的な教育・指導の内容を説明できるようになる
③ 犯罪・非行の抑止・解決に必要な要因を説明できるようになる
④ ①②③の知識をもとに問題を発見し、また、必要な情報を取集し、具体的な解決策を提示することができるようになる

授 業 計 画

1)オリエンテーション
・内容:本講義の概要について理解する
・自主学習:講義概要の確認と理解(4時間)
2)司法・犯罪心理学の対象領域
・内容:司法とは何を指し、犯罪とはどのようなものなのか理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
3)日本の犯罪の現状
・内容:日本における犯罪の状況について、犯罪関連の統計から理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
4)犯罪の社会的要因
・内容:犯罪の成り立ちを解明するための理論や社会的要因について理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
5)犯罪の生物・心理学的要因
・内容:精神疾患や発達障害等、生物学的要因や心理的要因と犯罪との関連について理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
6)加害者理解①
・内容:窃盗や詐欺などの財産犯について理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
7)加害者理解②
・内容:傷害などの粗暴犯について理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
8) 加害者理解③
・内容:性犯罪、薬物犯罪について理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
9)犯罪からの離脱・更生支援①
・内容:犯罪者・非行少年の更生支援について、関係する機関と心理職の役割を理解する(警察、児童相談所、家庭裁判所)
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
10)犯罪からの離脱・更生支援②
・内容:犯罪者・非行少年の更生支援について、関係する機関と心理職の役割を理解する(少年鑑別所、少年院、刑務所、保護観察所))
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
11) 実際の介入方法
・内容:犯罪者処遇の実際について理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
12)事例検討
・内容:架空の事例を用いて、犯罪に至った要因や支援の方法について検討する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
13)犯罪被害者支援
・内容:犯罪被害者の心理と支援について理解する
・自主学習:配布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
14)家庭内の紛争の理解と支援
・内容:虐待、DV、離婚等の家族成員間の紛争の心理や支援について理解する
配・自主学習:布資料の復習と参考書による自発的な学習(4時間)
15)まとめ
・内容:講義内容の総括・ふりかえり
・自主学習:理解できていない部分を再確認すること(4時間)

評 価 方 法

感想レポート:40% (毎回、授業終了時に提出する「感想レポート」の内容の評価)
グループワーク:20% (グループワークにおける課題についての評価)
まとめ(総括レポート):40% (授業への理解度・到達度に関する評価)
提出された感想レポート、グループワークでの課題に対しては必要に応じてフィードバックを行う。

授業の方法

対面

対面授業
スライドおよび配布資料による講義形式で行う。
小グループでのワークやディスカッションを行う場合がある。

教 科 書

法と心理学会「入門 司法・犯罪心理学 -- 理論と現場を学ぶ」有斐閣
このほか、必要に応じて授業内で資料を配布する。

参 考 書

藤岡淳子「司法・犯罪心理学」有斐閣
岡本吉生「公認心理師の基礎 司法・犯罪心理学」遠見書房
門本 泉「加害者臨床を学ぶ」金剛出版
その他,授業中に適宜紹介する。

備   考

日頃から、新聞やニュースで取り上げられる犯罪や非行、身の回りで起きた事件について、疑問点や意見をまとめるようにするなどし
て、主体的に授業に臨んでほしい。

募集終了