特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

L25017

科目名

情報メディア論

科目開設大学名

関西大学

英文科目名

Theories of Media

配当学年

2~4年次

単位数

2

募集定員

3名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

学事局 教務事務グループ
TEL:06-6368-0127

担当教員

林 東佑

履修条件等

時間割

金曜日 13:00〜14:30 

開講期間

春学期 

教室

キャンパス

千里山キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

この授業では、日本独特のメディア環境を理解し、メディア理論を通じて社会を見る視点を養うことを目指す。特に、メディアの多様化とAIの発展がもたらす社会変化の側面をバランスよく捉え、批判的でありながらも未来志向的な観点を培うことを重視する。そのため、メディア理論を学ぶだけでなく、メディアと社会・人間との関係について、さまざまな事例を通じて考察する機会を提供する。

到 達 目 標

◆ 日本と世界のメディア環境を比較分析することで、その普遍性と特異性を理解する。
◆ 主要なメディア理論を習得する。
◆ 新たなメディアの登場とAIがもたらす社会変化の明と暗を把握する。

① 知識・技能の観点
 教養教育を基礎に専門教育を修めることを通して、理論と実際を学び、専門性と総合力をバランスよく身につけ、その学びのなかで得た「考える力」と現実の社会のなかで「生きていく力」を発揮できる。
  【専門性・総合力】専門性と総合力をバランスよく身につけることができる。
  【技能】「考える力」と現実の社会のなかで「生きていく力」を発揮できる。

② 思考力・判断力・表現力等の能力の観点
グローバル社会における多様な価値観やものの見方に柔軟に対応する中で、他者の意見を傾聴し、自らの考えを発信することができる。
  【国際性】グローバル社会における多様な価値観やものの見方に柔軟に対応することができる。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授 業 計 画

第1回 導入:授業の進行方法と評価方法、概要の説明
第2回 日本のメディア環境 ①:マスメディアの影響力
第3回 日本のメディア環境 ②:ソーシャルメディア、ポータル、まとめサイトの登場
第4回 メディア効果理論:2段階の流れ、沈黙の螺旋、議題設定理論など
第5回 メディアの多様化:間メディアとハイブリッドメディアシステム、世論の形成
第6回 メディアの危機:誤情報の拡散と二極化、メディア不信
第7回 メディアと政治:言論の自由、記者クラブと公共放送の役割と論議
第8回 メディアとジェンダー・人種:アメリカのBLM運動、日本の#MeToo運動が露呈した問題と課題
第9回 データジャーナリズムとは:データを活用した国内外メディア報道の事例、可能性と限界
第10回 メディア研究と学際的アプローチ ①:Data-driven scienceと計算社会科学、ビジュアライゼーション
第11回 メディア研究と学際的アプローチ ②:自然言語処理、ネットワーク分析、シミュレーション
第12回 AIの登場:メディアへの影響と展望、社会問題解決のためのAIの活用
第13回 AIの影:プライバシー問題、情報格差、説明可能性
第14回 ディスカッション:リフレクションシートとレポートに表れた問題意識と論点の整理、意見の共有
第15回 総括:AI時代のメディアの在り方
授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料を読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。

評 価 方 法

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業への参加度:20%
毎週提出するリフレクションシート:40%
レポート:40%
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
① 知識・技能の観点
講義の内容をきちんと理解しているか。

② 思考力・判断力・表現力等の能力の観点 / ③主体的な態度の観点
自分の頭で考え、自分なりの方法で表現しているのか。

授業の方法

対面

オフィスアワー

授業の前後(研究室)またはメールによる質問を受け付ける。

教 科 書

なし。

参 考 書

授業の中で紹介する。

備   考

進捗状況に応じて微調整が行われる場合があります。

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