特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

L25024

科目名

メディアとジェンダー

科目開設大学名

関西大学

英文科目名

Media and Gender

配当学年

2~4年次

単位数

2

募集定員

3名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

学事局 教務事務グループ
TEL:06-6368-0127

担当教員

守 如子

履修条件等

時間割

月曜日 10:40〜12:10 

開講期間

春学期 

教室

キャンパス

千里山キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

メディアは様々な点でジェンダー(社会的・文化的性差)と深い関わりを持っている。広告やドラマ、ニュース報道における「男性」「女性」の表現のされ方の違いや、男女によるメディアの利用の仕方の違いなどを考えてみてほしい。(1)メディアの送り手、(2)メディアが伝達するメッセージ、(3)メディアの受け手、というそれぞれの局面において男女の差異を見いだすことができるだろう。本講義では、「送り手」「メッセージ」「受け手」の各局面においてジェンダーが担っている社会的機能を、社会学やメディア研究、ジェンダー論などの理論を参照しつつ、検討していく。
 下記の授業計画については順番および具体的な内容について変更する場合がある。

到 達 目 標

ジェンダーとは、人が生まれて性別のレッテルを貼られた時点から、しつけ、学校など、さまざまな日常生活の過程を通じて日々実践され、構築されるものである。このジェンダーの構築に際して、現代社会ではメディアの果たす役割が大きいことが指摘されている。
 メディアの多様な側面に着目し、それぞれの過程におけるジェンダー性を読み解くことを通じて、メディア研究の視点を理解してもらうと同時に、ジェンダーの構築性も理解する。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授 業 計 画

第1回 「ジェンダー」とは何か ― ジェンダー概念の基礎知識 ―
第2回 映画における女性と男性の描かれ方
第3回 言葉とジェンダー、ジェンダーバイアス
第4回 雑誌とジェンダー
第5回 テレビとジェンダー
第6回 メディアの送り手とジェンダー
第7回 少年マンガ、男性マンガ
第8回 恋愛と結婚
第9回 親子関係と母性愛神話
第10回 スポーツ報道とジェンダー
第11回 若者の性の現状とLGBTQの基礎知識
第12回 少子化をめぐって
第13回 買売春とポルノグラフィ
第14回 ジェンダーと暴力
第15回 総復習
授業時間外学習 / Expected work outside of class
小レポートに取り組む。

評 価 方 法

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績として、各回の確認テストと、レポートを出題する。
確認テスト(60%)、レポート(40%)。
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
講義内容に対する理解。レポートについては、論理的に意見を述べることができているかも重視する。

授業の方法

対面

オフィスアワー

授業終了時に直接担当者に問い合わせるか、LMSのメッセージやメール(nmori@kansai-u.ac.jp)で問い合わせること。

教 科 書

守如子・前川直哉 編   『基礎ゼミ ジェンダースタディーズ』   世界思想社  

参 考 書

国広 陽子・他編   『メディアとジェンダー』  勁草書房 
井上輝子他編   『日本のフェミニズム⑦表現とメディア』  岩波書店 
風間孝・河口和也・守如子・赤枝香奈子   『教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ』  法律文化社 
参考文献は授業内でも適宜紹介する。

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