特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

L25027

科目名

ジャーナリズム論B

科目開設大学名

近畿大学

英文科目名

Journalism B

配当学年

2

単位数

2

募集定員

10名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

大学院・共通教育学生センター
TEL:06-4307-3036

担当教員

金井 啓子

履修条件等

ジャーナリズム論Aを履修済みの学生のみ受講できます。

時間割

水曜日 9:00〜10:30 

開講期間

後期 

教室

G館(教室は1階の学生センターで確認してください)

キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

この講義の概要は以下の通りです。
●何を学ぶ授業なの?
この講義では「ジャーナリズムの実践」について学びます。
●記者になりたい人、ジャーナリズムの仕事をしようとする人だけが対象なの?
いいえ。この講義では、記者になってジャーナリズムに関わる仕事をする人だけではなく、それ以外の仕事に就こうとしている人にも、これからの生活や仕事の中で生かせそうなことを伝える予定です。
●具体的にはどんなことをどのように学ぶ授業なの?
ジャーナリストは取材をして記事や映像で情報を伝えることが仕事です。どんな情報が伝えられているのかを知るため、新聞を読んだり映像を鑑賞したりします。また、学生自身がジャーナリストであると仮定して、教室を現場に見立て、取材をして記事を書いてもらいます。一方、ジャーナリズムの現場から情報を伝えるにあたり、どのような方法をとれば若者を中心とした読者・視聴者に効果的に届くのかを、グループワークで考え提案を作り出す作業も行ってもらいます。
●担当者(金井)だけが講義を行うの?
可能な限り、実際に取材の現場で働いているジャーナリスト(記者)を教室に招いて、話をしてもらう機会を設ける予定です。その場合には、シラバスの予定を変更するケースもあります。
●注意すべき事柄は?
この講義は課題が多いこと、それをきちんと提出しない場合には単位取得が危ういことを理解した上で受講してください。ただし、「無意味」な課題はなく、あくまでも授業で学ぶ際の準備のための「意味のある」課題です。また、正当な理由のない遅刻者は受講しないで下さい。(ゲストや他の受講生への不利益となるため)
●この講義を受講するにあたっての条件は?
この授業は、「ジャーナリズム論A」を履修済みの学生のみが受講できます。

到 達 目 標

ジャーナリズムの現場の様子を知ること
取材を行い、記事を執筆できるようになること
ジャーナリズムに関する自分自身の考えを持てるようになること

授 業 計 画

第1回 オリエンテーション(授業の説明)
オリエンテーションで授業全般について説明します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:この授業で受講者が求められているのが何であるかを含め、授業そのものについての理解が深まったかどうか、自分で確認する。(60分)
第2回 日本で発行されている新聞(全国紙・地方紙・スポーツ紙・専門紙)の説明と読み比べ
日本で発行されている新聞(全国紙・地方紙・スポーツ紙・専門紙)について説明した上で、読み比べを行います。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:講義の中で読んだ新聞の内容を振り返るほか、その他の新聞も手に取り、幅広い情報を得る。(60分)
第3回 紙の新聞と新聞社ウェブサイトの比較、国内外の英字新聞
紙の新聞と新聞社ウェブサイトの比較を行ったり、国内外の英字新聞を紹介します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:講義の中で目にした新聞(紙、ウェブサイト)の内容を振り返るほか、その他の新聞も手に取り、日本語だけでなく外国語によっても幅広い情報を得る。(60分)
第4回 「ハッピーニュース」を見つける
新聞は深刻・辛い・暗いニュースばかりと思われがちです。新聞社のウェブサイトで「ハッピーニュース」を探すという事前課題に取り組んだ上で、その特徴や読者の受け止め方について分析します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:新聞社が報じているニュースの特徴に、今まで以上に敏感に目を向けていく。読者自身がニュースによってどのような影響を受けるのかについても考察する。(60分)
第5回 ジャーナリズムの現場を描いたドラマ(もしくは映画)を鑑賞する(1)
ジャーナリズムの現場を描いたドラマ(もしくは映画)を鑑賞します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:ドラマ(映画)の内容について理解できなかった点を確認し、次回に質問できるように用意する。(60分)
第6回 ジャーナリズムの現場を描いたドラマ(もしくは映画)を鑑賞する(2)
ジャーナリズムの現場を描いたドラマ(もしくは映画)を鑑賞します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:ドラマ(映画)の内容について理解できなかった点を確認し、次回に質問できるように用意する。(60分)
第7回 経済ジャーナリズムの特徴と経済記事の読み方
経済ジャーナリズムの特徴を説明し、経済記事の読み方を解説します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:授業で学んだ経済ジャーナリズムの特徴を思い返しながら、経済記事を読む機会を増やす。(60分)
第8回 インタビュー成功のための11カ条
次週以降に教室内で行う取材(インタビュー)と記事執筆に備えて、インタビュー成功のための11カ条を説明します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:インタビュー成功のための11カ条を振り返り、次週以降のインタビューおよび記事執筆の準備を行う。(60分)
第9回 教室内での取材と記事執筆(1)
受講者たちが講義担当者に対するインタビューを行い、記事を執筆します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:自分とクラスメートの取材方法を比較し、執筆内容を反芻する。(60分)
第10回 教室内での取材と記事執筆(2)
講義担当者のゼミに所属する学生を教室に招き、彼らに対するインタビューを受講者が行い、記事を執筆します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:自分とクラスメートの取材方法を比較し、執筆内容を反芻する。(60分)
第11回 教室内での取材と記事執筆(3)
受講者同士が少人数グループに分かれて、お互いにインタビューを行い、記事を執筆します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:自分とクラスメートの取材方法を比較し、執筆内容を反芻する。(60分)
第12回 災害報道の現状と課題
災害報道の現状と課題について説明します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:災害報道の現状と課題について学んだことを振り返り、これまでの災害報道の内容を振り返る一方で、今後起こりうる災害の際にどう生かせるかを考える。(60分)
第13回 週刊誌の種類と特徴(1)
週刊誌の種類と特徴について説明します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:授業で学んだ週刊誌の種類と特徴を振り返り、週刊誌を手に取る機会を増やしていく。(60分)
第14回 週刊誌記者による取材の現場
週刊誌記者による取材の現場について説明します。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:授業で学んだ週刊誌記者による取材の現場を振り返り、週刊誌を手に取る機会を増やしていく。(60分)
第15回 まとめ&グループプレゼンテーション
まとめとして「ジャーナリズム論B」全体を振り返り、なおかつグループワークの成果を発表する場を設けます。グループワークでは、新聞社の紙面とウェブサイトがどのようにすれば若者に読まれるかという課題に取り組んで企画書を提出しますが、一部の受講者はプレゼンテーションも行います。
予習内容:国内や海外で報じられているニュースに絶えず目を配り、その内容だけでなく報道の仕方を観察する。(120分)
復習内容:授業全体を振り返って、自分自身が得た知識、依然として不明な点を確認する。(60分)

評 価 方 法

課題 30%
期末レポート 30%
授業における取り組み(質問、回答) 40%

授業の方法

対面

教 科 書

[ISBN]9784167659035 『クライマーズ・ハイ (文春文庫)』 (横山秀夫, 文藝春秋 : 2006)

参 考 書

[ISBN]9784779509742 『コラムで学ぶジャーナリズム―グローバル時代のメディアリテラシー』 (金井啓子, ナカニシヤ出版 : 2015)

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