特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2025年度シラバス

募集終了

Web出願登録締切

3/24

出願票提出締切

3/26

科目番号

L25034

科目名

こどもとジェンダー

科目開設大学名

帝塚山学院大学

英文科目名

Children and Gender

配当学年

2

単位数

2

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教学課
TEL:072-296-1331

担当教員

土田 陽子

履修条件等

時間割

木曜日 15:30〜17:10 

開講期間

秋学期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

キーワード

こどもの成長過程におけるジェンダーの問題について理解するために、ジェンダーとセクシュアリティに関する歴史的・現代的知識を養う。

講 義 概 要

この授業は、ジェンダーとセクシュアリティについての基礎的な用語について学ぶところから始める。次に歴史社会学の知見から、近代以降に成立した少年/少女のジェンダー形成と学校教育およびメディアとのかかわりについて学ぶ。続いて、現代におけるこどもの成長過程にどのようなジェンダーとセクシュアリティの問題があるのかについて、こどもの誕生から学校段階に応じて整理する。授業の終盤では各自自分なりに問いを立て、レポート作成の準備を行う。

到 達 目 標

①ジェンダーとセクシュアリティに関する基礎的知識を理解し、説明できる。②近代日本におけるこどものジェンダー形成について理解し、説明できる。③こどもの成長過程のなかにどのようなジェンダーの問題があるのか理解し、説明できる。④ジェンダーとセクシュアリティに関する問題について、自分なりに考え、意見を述べることができる。⑤ジェンダーとセクシュアリティに関する問題について自分で問いを立て、レポートを作成できる。

授 業 計 画

第1回ガイダンス/イントロダクション
第2回近代におけるこどものジェンダー形成①―学校制度と少年/少女の誕生
第3回近代におけるこどものジェンダー形成②―少年/少女向け雑誌メディアとジェンダー
第4回誕生~就学前教育期におけるジェンダーの問題
第5回初等教育期におけるジェンダーの問題
第6回中等教育期におけるジェンダーの問題
第7回青年期におけるジェンダーの問題
第8回ジェンダーとセクシュアリティについて考える
第9回性被害の現状と対策
第10回包括的セクシュアリティ教育とは?
第11回家庭・学校におけるセクシュアリティ教育の現状と課題)
第12回レポート作成の準備①(テーマ設定・スライド作成)
第13回レポート作成の準備②(レポートのテーマ・資料紹介前半)
第14回レポート作成の準備③(レポートのテーマ・資料紹介後半)と全体のまとめ

評 価 方 法

毎授業後に提出する振り返りコメント30%、授業内の課題(個人ワークの内容、グループワークへの参加度・発表内容)30%、到達度の確認(レポート)40%

授業の方法

対面

・授業スライド、レジュメ、映像資料等を用いた講義形式ですすめる。
・ジェンダーとセクシュアリティに関連したグループ討議・発表の機会を設けることで、倫理性と自律力を養う。
・授業内容によってはWebClassを使って意見の集約を行い共有する。また、毎授業後に授業を振り返るコメントを提出することで、自分自身の考えを言語化し他者に伝える力を身に付ける。

オフィスアワー

研究室前に掲示しているオフィスアワーの時間を確認してください。WebClassでも随時相談を受けつけます。

教 科 書

使用せず(レジュメと資料を毎回配付する)

参 考 書

授業中に適宜紹介する。

備   考

履修上の注意:「書く」「話し合う」「考える」作業の多い授業です。そのことをよく理解して履修してください。
準備学習:TVニュースや新聞などのメディアに接し、社会で話題になっていることを把握しておくこと(毎日15分)。WebClassにアップされた資料で予習・復習をしておくこと(1時間)。授業中に紹介した映画を見たり本を読んだりすること。
担当教員からのメッセージ:私たちが暮らす日本にどのようなジェンダーとセクシュアリティの問題が存在しているのか、こどもの成長過程に焦点を当てて紐解いていきます。

募集終了