キーワード 日本語(Japanese) 講 義 概 要 本授業では、前近代にペルシア語で著述された諸資料を読解する能力を養成するために、ペルシア語基礎文法を学ぶ。ペルシア語は、イラン・アフガニスタン・タジキスタンで公用語と定められ、イラン内外を含めて母語話者の総数は1億人前後と見積もられている。しかし、前近代の西アジア・中央アジア・南アジアではペルシア語は行政上の国際語として通用しており、ナイル川からアム川までの東方イスラーム世界では、ペルシア語を用いて諸国家が接続されていた。そのため、ペルシア語は、前近代の中東史に関心のある学生にとっては、宗教・学術の国際語であったアラビア語と並び、習得する意義の高い言語である。 習得意欲を高めるために、上記以外のペルシア語学習のメリットを示すならば、① 印欧語族に属すため、英語や仏語・独語などヨーロッパ言語との文法上の類似があるため、比較的なじみがあること、②文法事項が極めて簡素であることが挙げられる。 なお、漢語なしの日本語が想定できないのと同様に、ペルシア語はアラビア語の語彙を大量に取り入れている。したがって、アラビア語学習者にとってペルシア語はシナジーがあることを申し添える。 第2回〜第9回までの文法パートでは数回の小テストを行う。 第10回〜第14回までの読解パートでは、受講生が日本語訳を予習として作成し、授業内で発表する。 到 達 目 標 ①知識・技能の観点 ペルシア語の基礎文法を習得し、簡単なペルシア語の文章が読解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 ペルシア語を用いて簡単な表現や文章を作成できる。
③主体的な態度の観点 前近代ペルシア語文献の読解を通じて、歴史学的思考を養成する。併せて、論文執筆に向けた歴史資料読解の意欲を高める。 授業手法 / Teaching Methods ・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック 授 業 計 画 | 第1回 | | イントロダクション:ペルシア語とその歴史 | | | 第2回〜3回 | | ペルシア語アルファベットと発音 | | | 第4回〜第5回 | | 指示代名詞・形容詞 | | | 第6回〜9回 | | 動詞とその活用 | | 直説法(過去形・現在形・進行形・完了形) | | 仮説法 | | 命令法 | | | 第9回〜第14回 | | 簡単な文章を読んでみよう | | イランの中学校の教科書 | | | オンデマンド授業回(授業動画30分×2、学習課題30分) | | ペルシア文字の書き文字の判読方法、発音の復習 | | (授業動画30分×2+学習課題) | | | | | | 授業時間外学習 / Expected work outside of class | | 配布資料を参考に予習を心がけてください。文字や表記については慣れるまでは手を動かして覚えることが肝要です。数回の小テストを実施する予定です。 |
評 価 方 法 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。 授業への積極的な参加(60%)、小テスト(40%)
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy ①知識・技能の観点 ペルシア語の文法知識・語彙を習得できている。ペルシア文字での読み書き、ペルシア語の基礎文法の習熟度、ペルシア語で書かれた簡単な文章を読解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 ペルシア文字による表記・簡単な文章表現ができる。
③主体的な態度の観点 ペルシア語とその運用に関する歴史学的関心をもち、前近代のテキスト読解を通じて論文執筆に役立てる意欲がある。 授業の方法 対面 オフィスアワー オフィスアワー 授業前、後に対応します。 関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。 参 考 書 岡崎正孝 基礎ペルシア語 大学書林 4475010462 吉枝聡子 ペルシア語文法ハンドブック 白水社 9784560085691 講義では教員の作成したレジュメを用いる。授業の進行度合いに応じてテキスト講読の時期は調整する。 備 考 授業内の小テストを実施し、フィードバックを行う。読解パートでの日本語訳の発表にはその場でフィードバックする。また、授業内での積極的な質問は歓迎します。
【オンデマンド配信授業回について】 ① 配信元:関⼤ LMS ② 配信時期/期限:具体的な配信時期や期限は、関⼤ LMS「お知らせ」に掲⽰します。 ③ 質問対応:質問は対⾯授業時または関⼤ LMS メッセージで受け付けます。
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