講 義 概 要 地域の社会経済環境に配慮した持続可能な観光が求められています。エコツーリズムやグリーンツーリズムは、自然地域や農村地域において観光・交流による持続可能な地域づくりを目指す取組みで、地方の人口減少を前提に「関係人口」を創り出したり、「二地域居住」を促したりする動きとも、広い意味で関係しています。 この授業では、これらの概念、取組みが成立した歴史的背景や発展の経緯、地域資源の保全と活用を両立させる制度的枠組みを整理するとともに、旅行者、地域の住民や自然、ガイド、旅行業者、行政などさまざまな関係者の果たす役割を分析し、取り組みを持続可能なものとする視角を身につけます。授業では、国内・海外のエコツーリズム・グリーンツーリズムの事例や「関係人口」「二地域居住」「地方移住」の取り組みを紹介し、理解を深めます。 到 達 目 標 エコ・グリーンツーリズムに関連する基本的な概念・用語・歴史を理解し、日本・発展途上国・先進国のエコ・グリーンツーリズムの事例を分析できるようになることを目的とします。これは学位授与方針のうち、⑧観光空間創造に関する力、⑨観光事業展開に関する力に関係します。 具体的には、 ・エコツーリズムやグリーンツーリズム、持続可能な観光、責任ある観光についての基本的概念を理解し、説明できるようになること ・地元の自然・社会環境を利用しつつ保全するために、地元住民、観光業者、行政、観光客などの多数の関係者が、エコツーリズムやグリーンツーリズムの仕組みを作り維持していくプロセスや責任を理解し、説明できるようになること ・日本や発展途上国、先進国のエコツーリズム、グリーンツーリズムの事例を、地域資源の活用と保全、関係者の合意形成などの観点から適切に分析できるようになること を目的とします。 授 業 計 画 | 概ね以下の進行を考えています。 | | | 第1週 | 授業の概要と導入/持続可能な開発と観光 | | 第2週 | エコツーリズムの誕生と発展―定義と概念 | | 第3週 | 日本におけるエコツーリズムの展開 | | 第4週 | エコツーリズムのマネジメント―エコツアーの影響 | | 第5週 | エコツーリズムのマネジメント―自律的な推進 | | 第6週 | エコツーリズム(インバウンド観光)のマネジメント | | 第7週 | エコツーリズムとインタープリテーション | | 第8週 | グリーンツーリズムの誕生と発展―定義と概念 | | 第9週 | 日本型グリーンツーリズムの展開と都市農村交流 | | 第10週 | 農家経営の多角化とグリーンツーリズム | | 第11週 | ライフスタイルとグリーンツーリズム(関係人口・二地域居住) | | 第12週 | 農村社会再生とグリーンツーリズム | | 第13週 | ワーケーションを取り入れたエコ・グリーンツーリズム | | 第14週 | 持続可能な観光ビジネスとエコ・グリーンツーリズム | | 第15週 | まとめ-エコ・グリーンツーリズムの可能性 |
評 価 方 法 授業中の発言や授業後のコメント・質問シートの内容20%、宿題の提出状況と内容40%、定期試験40%。 ※宿題には随時行う授業後の確認テストや課題レポートを含みます。 課題レポートはエコ・グリーンツーリズムの事例分析のレポート作成を課す予定です。 ※定期試験では、各種の概念や仕組みなどについて、記述の問題を課す予定です。 授業の方法 対面 対面授業 教 科 書 Classroomを通じて資料を配布します。 参 考 書 主な参考文献として、以下を挙げておきます。その他の関連文献は授業内で随時紹介します。 備 考 ・授業開始時に着席していない場合は「遅刻」、授業終了前に退出した場合は「早退」と扱います。 ・他の受講者の妨げになるので、授業中の食事やスマートフォンや携帯電話での通話、授業と無関係の私語はしないでください。 ・授業中に疑問が生じたときには、質問をしてくださってかまいません。また、授業後にコメント・質問シートを配布しますので、授業中に考えたこと、疑問に思ったことの積極的な書き込みをお願いします。(「特にありません」は評価しません。) ・資料配布や課題提出はClassroomを通じて行います。紙では配布しませんので、受講用のノートなどを用意しておいてください。パソコンやタブレットを使って受講ノートをとるのはかまいません。 ・宿題などの課題には積極的に取り組み、ディスカッションを求められた場合には積極的に加わるようにお願いします。 |