特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2026年度シラバス

Web出願登録締切

3月23日

出願票提出締切

3月25日

科目番号

F26011

科目名

文化・自然遺産論

科目開設大学名

大阪観光大学

英文科目名

Cultural and Natural Heritage

配当学年

2

単位数

2

募集定員

5名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

教学課教務担当
TEL:072-453-8321

担当教員

斉藤 穂高

履修条件等

・授業態度・授業への参加度を成績評価に反映するので、指名を受けた際には回答するとともに、リアクションペーパーを必ず提出すること。 ・授業中の飲食・私語は禁止する。 ・携帯電話は、教員が認めた時に限り使用ができる。

時間割

木曜日 15:00〜16:30 

開講期間

前期 

教室

キャンパス

講 義 内 容

講 義 概 要

本講義では、ユネスコ世界遺産を中心に、文化・自然遺産とは何かを学びます。世界遺産は単なる「観光地」ではなく、「顕著な普遍的価値」をもつ文化や自然を保護し、未来に伝えるための国際的な仕組みです。しかし、その評価や保存の背景には、社会的・政治的な意図や対立も存在します。
 講義では、世界遺産の成り立ちや登録制度を学ぶとともに、具体的な事例を通じて、世界遺産が地域社会や国際関係に与える影響を考えます。さらに、負の遺産や世界遺産をめぐる摩擦にも目を向け、遺産を多角的に理解する視点を養います。
 世界遺産という題材を通じて「読む・書く・話す」のスキルを高め、最終的には、自ら文化・自然遺産を提案し、その価値を説明できる力を身につけることを目指します。

到 達 目 標

a. 知識・理解
ユネスコ世界遺産とはどのようなものなのか、背景や歴史、事例を説明し議論することができる。

b. 思考・判断
なぜ、それが世界遺産に登録されたのか、その背景や価値を自分なりに考えることができる。

c. 関心・意欲
身近にある文化・自然遺産について関心を持つことができる。

授 業 計 画

文化・自然遺産論とは何か
【第1回】イントロダクション
【第2回】ユネスコ世界遺産のはじまり(アブ・シンベル神殿とアスワン・ハイ・ダムの建設)
【第3回】世界遺産はどのように登録されるのか
【第4回】世界遺産登録はその地域に何をもたらすのか
世界遺産の魅力について知る
【第5回】各国の世界文化遺産(事例紹介)
【第6回】各国の世界自然遺産・複合遺産(事例紹介)
【第7回】なぜそれが登録された?ユニークな世界遺産を考える(北欧の鉄塔群、トンブクトゥなど)
【第8回】富士山はなぜ“世界文化遺産”なのか(日本の世界遺産を考える)
【第9回】フィールドワーク:百舌鳥古市古墳群見学(受講人数により調整する)
世界遺産とその政治性
【第10回】世界危機遺産と抹消された世界遺産(戦争・災害・気候変動・開発と文化・自然遺産)
【第11回】負の遺産(原爆ドーム・アウシュビッツ収容所、ゴレ島、トリニダーなど)
【第12回】世界遺産をめぐる対立や軋轢(佐渡島の金山、明治日本の産業革命遺産など)
世界遺産に登録したい文化・自然遺産を提案してみよう
【第13回】ワークショップ(新たに登録したい文化・自然遺産を探す)
【第14回】ワークショップ(登録したい文化・自然遺産の価値を言語化する)
【第15回】ワークショップ(その価値を提案する)とまとめ
※受講者数や進度によっては、内容が変更または前後する可能性がある。その場合はあらかじめ講義担当者が事前に伝達する。
※フィールドワークへの参加を必須とする。

評 価 方 法

講義中に課す授業内レポートの評価(50%)、宿題(20%)及び授業内発表・授業内の製作作品の成績(30%)によって評価する。講義中に課す授業内レポートにおいては講義内容の理解度を評価する。授業内発表・授業内の製作作品の成績においては別途講義内で基準を示し、評価する。

授業の方法

対面

対面授業

教 科 書

・特に指定しない。パワーポイントやレジュメ配布による進行を予定している。

参 考 書

山田良治(2021)『観光を科学する―観光学批判―』晃洋書房
小槻文洋・河村悟郎・身玉山宗三郎・尤驍・金世徳(2024)『楽しむ力とツーリズム』晃洋書房
世界遺産検定事務局(2025)『基本を学ぶ世界遺産100<第5版>世界遺産検定3級公式テキスト』マイナビ出版
位田隆一・真鍋晶子・青柳周一[編](2022)『世界遺産学への誘い』近江学術出版会