キーワード 日本語(Japanese) 講 義 概 要 この授業では、世界史におけるチベットのプレゼンスという視角から、中世〜近代のユーラシア東部における諸民族の興亡と文化交渉の歴史を講義します。 2025年7月、チベットの高僧ダライ・ラマ14世は、自身の死後、チベットの伝統に則って生まれ変わることを改めて明言しました。一宗教者の声明が世界的なニュースバリューを持つのはなぜでしょうか?能動的に「生まれ変わる」とは?また、「ダライ・ラマ」とはどういう存在なのでしょうか? この講義では、上記の声明の背景にあるユーラシア史上のチベットの歩みを解説します。インドやモンゴル高原、歴代の中国王朝、そして近代の西欧列強や日本とも関わる、壮大なチベット史の世界を探究しましょう。 到 達 目 標 この講義の目標は以下の通りです。 ①知識・技能の観点 中世〜近代ユーラシア東部における諸民族の興亡と文化交渉の様相をとらえる。 ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 ユーラシア東部の歴史的・文化的背景を本質的に追究する姿勢を獲得する。 ③主体的な態度の観点 授業で学んだ視点から、現代の「民族」や「国家」という概念を自ら再考する。 授業手法 / Teaching Methods ・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック ・学生による学習のふりかえり ・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む) 授 業 計 画 | 第1回 ガイダンス:ユーラシアの歴史と思想 | | 第2回 ユーラシアの文化交渉と古代チベット帝国 | | 第3回 盛世の記憶:古の王の伝説と史実 | | 第4回 帝国の分裂と仏教再興 | | 第5回 後期伝播期の諸相 | | 第6回 モンゴル帝国とチベット | | 第7回 明朝のチベット政策 | | 第8回 ツォンカパの登場とゲルク派 | | 第9回 モンゴルとチベット、再びの邂逅 | | 第10回 激動の17世紀:諸政権の興起、接触、相克 | | 第11回 ユーラシア東部の再編・統合とチベット仏教世界 | | 第12回 ダライ・ラマと摂政:「父子」関係から呪いの靴まで | | 第13回 チベットの近現代 | | 第14回 まとめ、小テスト | | | オンデマンド配信授業回:トゥルク:「生まれ変わる高僧」がもたらす大変革(授業動画 60 分+学習課題 30 分) | | 授業時間外学習 / Expected work outside of class | | 予習は不要ですが、毎回の授業の内容を復習して理解するようにしてください。また、毎回授業後にLMSでミニッツペーパーを提出してください。 |
評 価 方 法 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。 授業への参加度とミニッツペーパー(60%)、ブックリポート(20%),論述形式の小テストあるいはレポート(20%)。 *ブックリポートは、学期中に最低1冊ユーラシアの歴史に関する本を読み、提出してもらいます。これが、小テスト受験の前提条件になります。ブックリポートと最後の小テストの両方を提出することで、最終の評価が与えられます。 基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy ①知識・技能の観点 ユーラシア東部における諸民族の興亡と文化交渉の様相をとらえる。 ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 ユーラシア東部の歴史的・文化的背景を本質的に追究する姿勢を獲得する。 ③主体的な態度の観点 授業で学んだ視点から、現代の「民族」や「国家」という概念を自ら再考する。 上記の到達目標について、ミニッツペーパーやブックリポート、小テストの論述などから評価する。 授業の方法 対面 オフィスアワー ①オフィスアワー:火曜日と水曜日の昼休み(個人研究室) ②授業の前後 ③関大LMSでのメッセージ 教 科 書 特になし 参 考 書 樺山紘一 編 『岩波講座 世界歴史11 中央ユーラシアの統合― 9−16世紀』 (岩波書店、1997) 沖本克己 編 『新アジア仏教史09 須弥山の仏教世界』 (佼成出版社、2010) 岩尾一史・池田巧 編 『チベットの歴史と社会』 (臨川書店、2021) 備 考 ・毎回授業時に実施するミニッツペーパーに関して、次の授業時にコメントします。 ・その他に関大LMS等で質問があった場合は個別に返信するほか、必要に応じて授業時間中にコメントします。
【オンデマンド配信授業回について】 ① 配信元 : 関⼤LMS ② 配信時期/期限 : 具体的な配信時期や期限は、関⼤LMS「お知らせ」に掲⽰します。 ③ 質問対応 : 質問は対⾯授業時または関⼤LMSメッセージで受け付けます。
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