キーワード 日本語(Japanese) 講 義 概 要 本講義では、東アジアにおける仏教思想の形成と展開について概観します。 インドにおいて成立した仏教は、中国へと伝来したのち、漢語による仏典の翻訳・撰述を通じて体系化されました。こうして成立した漢語仏典は、さらに朝鮮半島や日本へと伝えられ、各地域の文化や思想と結びつきながら、多様な展開を遂げていきます。その影響は、宗教の枠を超え、今日の我々が親しむ文化や価値観の中にも深く息づいています。 本講義では、このような東アジア仏教の展開を、象徴的な思想や歴史的トピックを手がかりとして通史的にたどります。その過程で、中国・朝鮮半島・日本における仏教思想の相互関係や歴史的連続性に目を向けつつ、仏教が各地域社会の中でどのように受容され、変容してきたのかを考察します。 到 達 目 標 ①知識・技能の観点 ・東アジア仏教の大まかな歴史について理解し、説明することができる。 ・東アジア仏教の特徴的な思想について理解し、説明することができる。 ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 ・東アジア仏教における象徴的なトピックについて、その思想背景を踏まえた上で考察することができる。 ③主体的な態度の観点 ・講義内容に関連する文献や事象について疑問点を整理し、主体的に考察しようとする姿勢を身につける。 授業手法 / Teaching Methods ・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック ・学生による学習のふりかえり 授 業 計 画 | 第1回 イントロダクション(講義概要、到達目標、講義計画等の説明) | | 第2回 中国仏教①(中国への仏教伝来) | | 第3回 中国仏教②(仏典の翻訳と訳経僧) | | 第4回 中国仏教③(中国思想との遭遇) | | 第5回 中国仏教④(教相判釈と諸学派の興起) | | 第6回 中国仏教⑤(唐代の仏教) | | 第7回 中国仏教⑥(宋代以降の仏教) | | 第8回 朝鮮仏教①(三国への伝来と新羅仏教) | | 第9回 朝鮮仏教②(高麗仏教とその大成者) | | 第10回 日本仏教①(仏教伝来と飛鳥・奈良仏教) | | 第11回 日本仏教②(平安仏教と八宗体制) | | 第12回 日本仏教③(鎌倉・室町仏教と対外交流の広がり) | | 第13回 日本仏教④(キリスト教との遭遇/近世仏教) | | 第14回 日本仏教⑥(仏教の近代化)・総括 | | オンデマンド配信授業回 日本仏教⑤(神仏判然令と廃仏毀釈):授業動画60分、学習課題30分 | | 授業時間外学習 / Expected work outside of class | | ・講義で扱った内容や配布資料を再読し、歴史の流れや重要語句を整理しておくこと。(目安:30分) | | ・関心を持ったトピックについて参考文献にあたるなどして理解を深めること。(目安:30分) |
評 価 方 法 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。 1. レポート(50%) 講義内容を踏まえ、東アジア仏教の展開や思想について論理的に考察されているかを評価します。 2. 小テスト(30%) 各単元の基礎的な知識(歴史・思想・用語等)の理解度を評価します。 3. ミニッツペーパー(20%) 毎回の講義における学習の振り返り内容や、質疑等の取り組みを評価します。 基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy ①知識・技能の観点 ・東アジア仏教の大まかな歴史および特徴的な思想が正しく理解できているか。(小テスト・レポートにて評価) ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 ・東アジア仏教における象徴的なトピックについて、その思想背景を踏まえた上で論理的に考察できているか。(レポートにて評価) ③主体的な態度の観点 ・講義ごとの振り返り等を通じて、主体的に学習に取り組む姿勢が認められるか。(ミニッツペーパーにて評価) 授業の方法 対面 オフィスアワー 関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。 教 科 書 講義時に担当者が資料を配布します。 参 考 書 石井公成 『東アジア仏教史/岩波新書』 (岩波書店) 9784004317586 鎌田茂雄 『中国仏教史/岩波全書』 (岩波書店) 9784000203548 鎌田茂雄 『朝鮮仏教史/講談社学術文庫』 (講談社) 9784065207789 末木文美士 『日本仏教史:思想史としてのアプローチ/新潮文庫』 (新潮社) 9784101489117 その他の参考書については講義中に適宜紹介します。 備 考 講義内容に関する質問等に対して、講義中に適宜フィードバックを行います。
○オンデマンド配信回について ・配信元:関大LMS ・配信時期:第13回講義終了後 ・質問対応:質問をミニッツペーパーで受け付け、第14回講義内で回答・フィードバックを行います。 ○系統的履修について ・受講の条件となるものではありませんが、「仏教学概論a」を履修済みであれば講義内容をより効率的に理解できます。
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