特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2026年度シラバス

Web出願登録締切

3月23日

出願票提出締切

3月25日

科目番号

F26038

科目名

東洋史概説b

科目開設大学名

関西大学

英文科目名

Outline of Oriental History B

配当学年

1・2年次

単位数

2

募集定員

20名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

学事局 教務事務グループ
TEL:06-6368-0127

担当教員

鵜飼 昌男

履修条件等

時間割

水曜日 13:00〜14:30 

開講期間

秋学期 

教室

キャンパス

千里山キャンパス

講 義 内 容

キーワード

日本語(Japanese)

講 義 概 要

関大文学部には日中交渉史の伝統があり、中国史の史料を中心に外からみた日本史を通史的に概説します。大学で学ぶ歴史によって、多角的な視野や批判的な思考力を身につけてもらいたいと考えます。
また、高校の新科目「歴史総合」に対して、世界史と日本史の接点を教員志望学生が理解できるような内容を予定しています。高校時代に日本史または世界史のどちらか1科目しか学んでいない教員志望の人には、知識理解の幅をつける意味から有効かと思います。
※先輩からのコメント
既知のテーマに沿って展開される未知のストーリーの面白さが挙げられる。毎回、聞いたことがあるようなテーマから授業は始まる。しかし、「あれもある」「こんなのもある」と次々示される資料を読み解くうちに、全く未知の内容に踏み込んでいる。イノベーションとでもいうべき内容であり、非常に有益だった。日本史と世界史をセットで学ぶと理解がさらに深まり、歴史は未来に密接に関係していることを知ることができた。(文学部2回生)
日本史か世界史のどちらか一方しか学んでこなかった人や、歴史を暗記中心の科目だと捉えている人にとっては、新しい視点を得られる授業になると思われる。この講義では、中国や朝鮮半島の史料を通して日本史を学ぶため、日本を相対的に見るきっかけが生まれ、歴史を一つの流れとして捉えやすくなると感じた。日本史と世界史を結びつけて考えることで、出来事の背景や意味を深く考える力も養われるように思う。(文学部1回生)
前期から継続して受けていますが、日本史・世界史の新しい見方や捉え方をたくさん得ることが出来ます。今までの知識や認識が更新され、より広い視点から歴史を学んでいく姿勢を身に付けることが出来ます。なので、歴史が好きで大学的に学んでみたい人は、受講することをお勧めします。(文学部2回生)
講義内容は日本と海外の文化交流史など、高校において日本史・世界史どちらを取っていた人でも楽しめる内容です。特に文化史は高校の書物名や作者を覚えるだけのものとは違い、どういった流れで日本に出入りしたのかやその影響がどう歴史に関わったのかなど、「大学の講義とは高校の歴史授業とここまで異なるのか」というインパクトを与えてくれる授業です。(文学部1回生)

到 達 目 標

①知識・技能の観点
高校までの科目枠にとらわれない、社会人としての歴史の基礎教養を身につける。物事を多角的な視点で見ようとする意識と力を養う。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
中国・朝鮮半島と日本の関係を歴史的に理解し、日本のグローバル化に対しての自己意見を持つ。
③主体的な態度の観点
講義を自己流にノートする技術、講義内容を客観的に確認し文章として表現する力、知的な刺激を探究する行動力、学部での専門的な学びに対する意欲を高める。
※ 先輩からのコメント
私は単位の為にこの科目を取ったが、その気持ちでこの講義を受けていると意識の差を感じた。将来のために向上心を持って取り組むことのできる人であれば、この講義から学ぶことは沢山ある。日本を客観的にみる、海外目線で見る、プレゼン作成で表現力を養うなど。(文2)
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学期に1回、パワーポイントを使ったプレゼン用スライド6枚の作成を課題として出しています(実際にプレゼンはしてもらいません)。

授 業 計 画

第1回 ガイダンス、ミニ講義 …「外国の旅行ガイドブック」には、どういう風に日本を紹介しているのか?ミニ講義は「邪馬台国と中国情勢」を予定しています。
第2回 渡来人と朝鮮半島情勢…渡来人はいつ頃、何人ぐらいで来て、ヤマト政権は彼らをどう処遇したのでしょうか?
第3回 外交官としての遣唐使…7世紀の遣唐使を知っていますか?
第4回 「国風文化」を疑う…平安貴族は唐物が大好きでした。
第5回 朝鮮史から見た元寇…元寇に三度目はあった?、元に服属した高麗はどうなったのか?外から見ないと浮かばない疑問です。
第6回 蘭東インド会社の対日貿易戦略…なぜ幕府は西欧で蘭のみを選んだのか?キリスト教禁教からだけ見ていた鎖国への過程を再考してみます。
第7回 朝鮮通信使の意味…李氏朝鮮王国は豊臣から徳川に政権が変わったことをどうみたのか?
第8回 長崎貿易と中国情勢…徳川吉宗は誠に名君だと私は思います。その理由を長崎貿易で説明します。
第9回 鎖国と2種類の海外情報…暗記ものではない文化史とはどういうものかの例です。幕府首脳陣は決して無能ではありませんでした。
第10回 お雇い外国人への質問…明治政府は台湾領有に当惑しました。日本は植民地をどのように統治したのでしょうか。
第11回 捕虜と亡命者がもたらした文化…大正時代は外国人労働者受け入れの先駆けでした。そして、隣国にロシアがあるということを再認識して下さい。
第12回 在外米軍にとっての沖縄…世界中に625もある在外米軍基地の中で、沖縄はどういう位置付けなのでしょうか?
第13回 戦後アジアの民主主義…1945年以降の台湾、韓国など政情と日本の関わりを再確認します。
第14回 プレゼン課題の優秀作品講評
オンデマンド配信授業回 「臨済宗の僧侶とイエズス会宣教師」
(授業動画60分+学習時間30分)
は、関大LMS及び対面での授業時に改めてお伝えします。
授業時間外学習 / Expected work outside of class
次回の講義テーマに関する基礎知識を事前配信資料で予習確認してくることで、講義で取り上げる視点や史料解釈の理解を高める。
講義を聞いて各自の興味関心が高まったテーマに対しては、ノートに覚えを記し課題テーマの候補をストックしてゆく。
毎回の講義内容を自己流にメモし、授業後に改めて整理し直す作業を行うことが望ましい。
事前資料を読んで、各自が学んでいない領域の歴史を、高校時代の教科書レベルまで補って授業を受けてもらえると、投げかけた疑問の面白さが分かります。
予習30分、振り返り記述とノート整理90分の見当です。

評 価 方 法

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績として、毎回の授業に関する「振り返り=講義によって自分な中でどのような発見があったか、講義内容に対する感想や設問への解答の2要素を、制限字数内で整理してまとめる」70% 
注1)講義内容のまとめ整理を提出するのでは評価点は0点です。
注2)提出期限に遅れた「振り返り」は、LMSのメッセージ機能を通じて提出することは認めます。
*課題として、パワーポイント資料の作成(6画面をA4用紙1枚で提出)30点を満点として5段階で加点評価します。
受講生から一言
最終授業での最優秀作品の発表と講評では、評価された点だけでなく改善点も具体的に示されるため、自分の作品と照らし合わせて「どこが浅かったのか」「何を掘り下げるべきだったのか」を明確にできる。本科目は受動的に知識を得たい学生よりも、自ら問いを立てて考える姿勢を持つ学生に勧めたい授業である。(商学部1回生)
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
毎回の講義内容を正しく踏まえた、LMSでの記述内容を評価する。各回5点満点で内容・記述量により減点・加点あり。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
振り返りの文章およびプレゼン課題における筋道立った説明。プレゼン課題では、画面配列順・聴者の興味関心を意識した様々な工夫を評価する。A〜Eまでの5段階評価(Eは1点)とするが、Sには加点を行う。
③主体的な態度の観点
各自が受けた知的刺激の説明および興味関心や疑問のある事項に関する後追い調べの内容が、LMSに記されていることを加点評価する。

授業の方法

対面

オフィスアワー

授業時に申し出る、またはLMSのメッセージ機能を使い、事前または事後に直接メッセージ送信して下さい。

教 科 書

特になし

参 考 書

講義において適宜紹介します。

備   考

毎回の授業開始時に、前回の振り返りから適宜コメントや質問を取り上げフィードバックします。
プレゼン課題については、優秀作品を取り上げ「起承転結の展開・画面レイアウト・参考文献の留意点」等に関して、具体的に最終授業で講評します。

地歴教員志望学生には高校新科目「歴史総合」に対して、日本史と世界史の融合例を知るという点、資史料から授業を構成するという点の2点において、参考になるものと考えます。
春学期の「東洋史概説a」と継続履修することで、中国史の理解が通史的に深まるものと考えます。
受講生から一言
中学高校社会科教員免許取得にも関わる授業のため、教員になった際にどういった概念や視点、講義方法が必要であるかも様々な場面で教えられます。(文学部1回生)
教職課程という観点から見ても、歴史を学ぶ楽しさの一端に触れることができ、将来的に自らが教える生徒が歴史をただの暗記科目として捉えないという点から、重要な点だと考えている。(経済学部2回生)

オンデマンド配信授業回について
配信元:関大LMS
配信時期/期限:具体的な配信時期と期限は、関大LMSでお知らせします。
質問対応:内容に関する質問は「振り返り」に記入してください。対面授業時の冒頭のフィードバックで取り上げます。