キーワード 日本語(Japanese) 講 義 概 要 この講義では,まず,地域計画および都市計画に関する基礎的な知識を得るとともに,「地域とは何か」,「都市とは何か」,「なぜ計画されなければならないか」などの基本的な問いかけについて考える.その上で,望ましい地域・都市計画について自分の力で考えることを目的とする.そのためには,地域や都市における計画が,社会とどのように関わり,どのように影響を及ぼすかを知る手段を持つ必要がある.そして,自分自身の力で得た多様な社会情報を活用し,計画者として専門的な判断を行うためのしっかりした基礎知識を習得することが重要である.さらに,その判断を社会のニーズと合致するよう行うための観察力とコミュニケーション能力が要求される.本講義は,「社会計画」で学んだ社会の捉え方を踏まえつつ,一方で,「都市交通システム」や「景観デザイン」などの都市に関わる個々のテーマを勉強する基礎となり,また,計画論として発展した「都市システム計画」やそこで求められる「社会意思決定論」などに繋がる一連の勉学の流れの中に位置づけられる. 到 達 目 標 ・地域および都市計画の専門基礎知識を習得すること ・それらが社会と密接に関連しながら影響を及ぼしていることについて,適切に収集した情報に基づき,住民の視点を踏まえて自分の意見として述べることができること ・英語で記述された専門分野における用語・知識・考え方をその内容まで理解し,日本語で解説し,レポートできること 授業手法 / Teaching Methods ・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック ・学生による学習のふりかえり ・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む) 授 業 計 画 | オンデマンド配信授業(1) 都市および都市計画の歴史的経緯(授業動画50分,学習課題10分) | | オンデマンド配信授業(2) 現在の都市計画の実際 地元吹田市を例にした実際の都市計画の全体像を知る(授業動画25分,学習課題5分) | | 1.地域と地域計画,都市と都市計画:地域とは何か,都市とは何か,何故それらは計画されなければならないのかについて学び,それについて考える. | | 2.計画のための法制度,統計・調査:都市計画法・建築基準法の概要と,優れた計画を実施するための統計・調査の基礎知識を習得する. | | 3.土地利用計画:都市計画のうち土地利用計画についての概要を知る. | | 4.都市施設計画:都市施設のうち都市交通施設,都市公園,廃棄物処理施設をとりあげ,その計画経緯や現状,および都市施設計画ならではの課題を学び,その方向性について考える. | | 5.市街地開発事業:市街地開発事業の全体像を把握し,代表的な手法として土地区画整理事業と新住宅市街地開発事業をとりあげ,その考え方と概要を習得する. | | 6.都市環境計画:都市に関わる環境計画の取り組みについて,公害問題から環境問題への発展経緯や,持続可能性の考え方,それらを具体化する計画体系を習得する. | | 7.住民参加と協働:都市計画を進める上で重要性を増す住民参加について考える.地方自治体と市民との協働および第3の公の存在とパートナーシップについて学ぶ. | | 8.全国総合開発計画と国土形成計画:地域計画の代表例として,日本の国土計画の経緯を時代背景とともに把握し,現在の国土形成計画の概要を学びその問題点を考える. | | 9.地方別・対象課題別の地域問題:地域計画の対象を地方別・対象課題別にとりあげ,それぞれの課題を知り,それに対して地域特性を活かした計画を実施している様子を理解する. | | 10.(出前授業)副首都の確立・発展に向けた取組み:大阪を副都心として捉えたときの発展に向けた取組について,大阪府・市の職員をお招きし,出前授業をしていただく. | | 11.地域連携と幹線交通網整備:国土計画のキーワードであった交流と連携とは何かを知り,それらを支える幹線交通網の現状を学んだ上で,その問題点を考える. | | 12.国土ネットワークに関するグループディスカッション:前週の講義内容や第2回レポートなどを題材にグループディスカッションを行う. | | 13.地域防災計画:日本の国土計画において特に欠かせない地域防災の捉え方,およびリスクへの対応の基本的考え方を習得する. | | 14.財政と社会基盤整備・評価制度:地域・都市計画を進めるにあたって大きな影響を与えてきた財政について学び,それと強く関連する社会基盤整備・評価制度を知る. | | 15.定期試験(筆記試験) | | 授業時間外学習 / Expected work outside of class | | 事前に講義に用いるパワーポイントを,キーワードを抜いた形で関大LMSにアップしておくので,それを用いて予習をしておくこと.また,授業後は,講義内容の理解度を問う復習問題を関大LMSに載せておくので締切まで(おおむね1週間)に解答すること. |
評 価 方 法 定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。 定期試験の成績(65%),レポートの内容(20%),関大LMSによる復習テスト(15%)の比率で評価し,60%以上の成績を合格とする. 基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy 到達目標に掲げた内容の理解度とそれを自分の考えに活かせるかどうかで評価する. 授業の方法 対面 オフィスアワー 関大LMSのメッセージ機能で受け付けます. 教 科 書 加藤晃・竹内伝史編著 『新・都市計画概論 (改訂2版)』 (共立出版株式会社) 適宜,資料を配付する. 参 考 書 日笠端・日端康雄 『都市計画【第3版増補】』 (共立出版) 9784320077140 樗木武 『都市計画 第3版』 (森北出版株式会社) 9784627494435 川上光彦 『都市計画 第4版』 (森北出版株式会社) 9784627496149 森田哲夫・森餅章倫編著 『図説 わかる都市計画』 (学芸出版社) 9784761532772 適宜、資料を配付する。 備 考 提出物の返却時に内容についてコメントすることがある。
学習・教育到達目標:◎(D),○(A),(C) 第11回「地域連携と幹線交通網整備」の講義は,英語を交えて行うことがある. ①配信元:関大LMS ②配信時間:オンデマンド配信授業(1) 第1回授業終了後から第2回授業前日の23:59まで オンデマンド配信授業(2) 第1回授業終了後から第2回授業前日の23:59まで ③質問等の対応方法:質問は関大LMSのメッセージ機能で受け付けます. |