特定非営利活動法人 大学コンソーシアム大阪 
The Consortium of Universities in Osaka

2026年度シラバス

Web出願登録締切

3月23日

出願票提出締切

3月25日

科目番号

H26025

科目名

地域社会学

科目開設大学名

大阪経済大学

英文科目名

Sociology of Local Community

配当学年

2年次以上

単位数

2

募集定員

若干名

年間日程

年間日程表PDF

連絡先

代表
TEL:06-6328-2431

担当教員

難波孝志

履修条件等

時間割

水曜日 14:45〜16:15 

開講期間

秋学期 

教室

受講手続時に案内

キャンパス

大隅キャンパス

講 義 内 容

キーワード

都市と農村、イエ、ムラ、自然村、地域コミュニティ、地域自治、市町村合併、リスケーリング、グローカル、地方自治体

講 義 概 要

【授業概要】
 都市化が進んだ現代社会において、「地域社会」なる社会は本当に存在するのでしょうか? 存在するとするならば、「地域社会」は有用なのでしょうか無用なのでしょうか?これが本授業の究極のテーマです。本講義では,まず学術用語としての「地域社会」の意味を明らかにした上で、社会学の立場から「地域社会」の多様な側面を論じていきます。そして、地域社会の「自治」について,事例を用いて考察します。

到 達 目 標

【到達目標】
(1)都市と農村における地域社会の問題点が指摘できる。
(2)コミュニティに関する理論の変遷が説明できる。
(3)市町村合併と地方分権について説明できる。
(4)グローバル化とリスケーリングについて説明できる。

授 業 計 画

1)オリエンテーション:講義の概要、問題提起、地域とは?地域社会とは?
本講義の概要を説明し、地域社会についての問題提起を行う。
その上で、地域とは?地域社会とは?何か考察する。
2)「地域」とは?、「地域社会」とは?(続き)
<地域>という言葉の多様性と多重性について、日常生活における<地域>への関与の縮小について解説する。
<地域>の重要性と無用性について自分自身の考えをまとめる(4時間)。
3)社会関係・社会組織から社会的ネットワークへ
社会学にける社会関係・社会組織の理論から地域社会を考察する。社会的ネットワークの理論と地域社会学の理論の対比の中で、<地域>について考察する。
社会関係・社会集団、社会的ネットワークの理論について復習を行う(2時間)。
地域コミュニティについての予習を行う(2時間)。
4)日本の社会学と「地域社会」「コミュニティ」概念
日本の社会学における「地域社会」の概念について、「コミュニティ」概念の変遷を踏まえながら論じる。
日本の社会学における「地域社会」概念の所説、「コミュニティ」の概念の変遷について復習を行う(2時間)。
家制度について予習を行う(2時間)。
5)家の論理
家と家族の概念、家理論のさまざまな説、親族関係と同族についての解説を行う。また、日本社会における家理論の擬制についても論じる。
日本の家の理論について復習を行う(2時間)。
村の理論について予習を行う(2時間)。
6)村のしくみ
村の枠組み、「自然村」の理論、村落空間理論について解説を行う。また、入会地、共有地、コモンズについて考察する。
自然村の理論、村落空間理論、コモンズ論について復習を行う(4時間)。
7)村の組織と運営
村の組織と運営、村の共同労働について解説を行う。また、現代の財産区、財産管理団体、認可地縁団体などの地域住民組織についても論じる。
村の組織と運営について復習を行う(2時間)。リスケーリング理論について予習を行う(2時間)。
8)リスケーリング、国家・自治体と地域社会
リスケーリングの理論について解説する。また、地方自治体の合併問題についても論じる。
リスケーリング理論、地域自治組織について復習を行う(2時間)。地域自治について予習を行う(2時間)。
9)事例研究1-1
第8回までの理論を踏まえながら、地域社会の事例1の概要を説明する。
配布した事例研究の概要を読んでおく(4時間)。
10)事例研究1-2
事例1について、社会学の立場から理論的な考察を行う。
配布した事例研究の理論的な考察について読んでおく(4時間)。
11)事例研究2-1
第8回までの理論を踏まえながら、地域社会の事例2の概要を説明する。
配布した事例研究の概要を読んでおく(4時間)。
12)事例研究2-2
事例2について、社会学の立場から理論的な考察を行う。
配布した事例研究の理論的な考察について読んでおく(4時間)。
13)事例研究の総括
2つの事例研究を参照しながら新しい理論展開を紹介する。
事例に関する専門用語の復習を行う(4時間)。
14)授業の振り返り
1回目から13回目の授業の振り返りを行う。
学期末試験に向けて、授業全体の復習を行う(8時間以上)。
15)地域社会学のひとつの回答、繰り上げ試験
1回目の問題提起に対する回答の一つを紹介し、授業のまとめを行う。授業時間内に、繰り上げ試験を行う。
学期末試験を振り返り復習を行う(4時間)。

評 価 方 法

平常点、ミニレポート:10%
学期末試験:90%
【課題に対するフィードバックについて】
 それぞれの回のミニレポートやコミュニケーションペーパーへのコメントは、次の授業の最初で行います。

授業の方法

対面

対面授業
【授業方法】
 講義形式で授業を行います。アクティブ・ラーニングの手法を用いながら、地域社会の諸問題を議論していきます。
【一方通行の授業にならないために】
 授業時間内に、簡単なミニレポートや教員とのコミュニケーションペーパーを書いていただきます。次の授業では、これらに応答する形で前回の授業の理解をさらに深めます。

教 科 書

特に指定しません。毎回、レジュメを配布します。
・講義に使用するレジュメは、KVCを通して、事前に配布します。

参 考 書

森岡清志編(2008)『地域の社会学』有斐閣アルマ
鳥越皓之(2013=1985)『家と村の社会学』世界思想社
細谷昂(2021)『日本の農村-農村社会学に見る東西南北』ちくま新書

備   考

・授業で使用するレジュメは、各自で印刷するなど準備して、しっかり予習してください。
・授業のリアクションのために、携帯などのネットにつながる機器を準備してください。
・絶えずKVCの連絡事項の内容をチェックしておいてください。毎回の授業について、KVCを使って連絡します。