キーワード 日本語(Japanese) 講 義 概 要 映像美学入門 ――映像を視る目を養う――
「視聴覚的な情報」を読む能力を養うことを目標に映像の基本的な用語や概念を学びます。映像を構成する要素にはどんなものがあるのか、どのような技法が使われ、どう組み立てられているのか、そしてそれらは観客にどういった効果を与えると考えられるのか。こうしたことが脳にインプットされて初めて、私たちは映像を「視聴覚的な情報」として読むことができるようになるのです。同時にそれは映像について語るための基礎知識を得ることにもなります。したがって映像の基本的な用語や概念を学ぶという単純な作業は、視聴覚情報を分析的に読む/書くための第一歩だといえるでしょう。 この授業では映画を中心とする様々な映像作品を見ながら編集と音について学んでいきます。例えばショットのつなぎ方の違いは映像の空間や時間をどう変えるのか、音はどのような役割を果たしているのか、などです。こうした視点での分析は、映画に限らず、舞台やテレビ、MV、ネット動画、ゲームなどさまざまなメディアの分析に応用できます。 到 達 目 標 ①知識・技能の観点 映画の形式分析に必要な基本的な用語と概念を理解できる。 ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 主題と形式の両面から作品を分析し、自分の考えを述べることができる。 ③主体的な態度の観点 自ら学習計画を立て、その遂行を管理できる。 授業手法 / Teaching Methods ・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック ・学生による学習のふりかえり 授 業 計 画 | 第1回 導入 | | 第2回 編集の形式的要素について | | 第3回 事例①古典的ハリウッド映画の編集『めまい』 | | 第4回 事例②古典的ハリウッド映画の編集 | | 第5回 事例③ソビエト・モンタージュ派の編集『戦艦ポチョムキン』ほか | | 第6回 事例④編集の政治性『めまい』 | | 第7回 事例⑤非線形構造の編集『メメント』 | | 第8回 音の形式的要素について | | 第9回 事例①古典的なハリウッド映画の音『めまい』 | | 第10回 事例②ポスト古典期の音『2001年宇宙の旅』 | | 第11回 事例③ニューハリウッドの音『地獄の黙示録』 | | 第12回 事例④アートシネマの音『サウルの息子』 | | 第13回 平常テスト | | 第14回 まとめ | | | オンデマンド配信授業回 レポートを準備する(動画45分、課題45分) | | 授業時間外学習 / Expected work outside of class | | 授業で学んだ用語や概念をより深く理解するため、自分の好きな映画をそれらの用語や概念に注目しながら鑑賞する。 | | どんな映画を選んでいいかわからない人は授業初回に紹介する参考文献を参照し、映画を選ぶことをお勧めする。 |
評 価 方 法 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。 中間レポート 40% 到達度確認期末テスト 60% 基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy ①知識・技能の観点 テストから習得レベルを判断する。 ②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 レポートから習得レベルを判断する。 ③主体的な態度の観点 課題への取り組み方、提出物の期限遵守などを総合的に判断する。 授業の方法 対面 オフィスアワー 関大LMS、オフィスアワー(事前予約推奨) 教 科 書 デイヴィッド・ボードウェルほか著『フィルム・アート : 映画芸術入門』名古屋大学出版会、2007年。 *より理解を深めたい人のみ購入をお薦めする 参 考 書 レジメ、参考資料を関大LMSで配布する。 備 考 ①配信元:関大LMS、②配信時期:LMSタイムラインメッセージにて通知、➂質問対応:対面授業時または関大LMSのメッセージ |